お年寄りの前で勇壮な舞を披露した同好会の生徒。
惜しみない拍手が送られました
普代中学校(大崎英夫校長、生徒124人)の生徒有志で作る神楽同好会(大上恩会長、会員10人)は1月26日、本年度の舞い納めを兼ね、村特別養護老人ホームうねとり荘(藤島拓朗施設長、入所者50人)で同会が伝承している中野流鵜鳥七頭舞(うのとりななづまい)を披露しました。
会場となった同荘ホールには生徒たちの熱演を見ようと、ショートステイ利用者も集まりました。
大上会長は「3年生にとっては最後の公演になります。皆さんに喜んでもらえるように、そして私たちの思い出となるよう、一生懸命頑張ります」とあいさつ。鮮やかな衣装に身を包んだ生徒たちは、鵜鳥神楽保存会の会員が奏でる太鼓、笛などにあわせ、躍動感あふれる舞を約30分にわたり熱演しました。
入所者や利用者らは「めんこくて、めんこくて。できればいつまでも続けて欲しいがねえ」と涙ながらに大きな拍手を送っていました。
舞い納め終了後、生徒たちは入所者ら一人ひとりと握手を交わし「いつまでも元気で長生きしてください」と元気付けていました。
同好会は昭和62年に発足しました。生徒たちはクラブ活動との掛け持ちのため、毎年県中総体が終わった7月中旬から練習を開始します。村内のイベントやふだいまつりのほか、東京公演など村のPR活動にも参加。うねとり荘での舞い納めは同好会毎年の恒例となっています。