村の歴史や暮らしの変遷を示す約400点
の貴重な道具などを紹介する郷土資料
展示室
村教育委員会では8月7日、村ふれあいセンター(旧役場庁舎)内に郷土資料展示室を開設しました。縄文時代の土器から最近の漁具やミングなど約400点を展示しています。
当日は関係者ら約10人が出席しました。深渡宏村長は「まだ家の中に眠っている文化財もあると思う。村民の皆さんの協力を得ながら、展示室の充実を図り、育てていきたい」とあいさつ。テープカットをし、オープンを祝いました。
展示室は2階にあり、縄文前期(6〜5千年前)の円筒式土器をはじめ、族長の権威の象徴といわれる石棒(長さ約40センチ)、垂れ飾りと呼ばれる耳飾り、やじり類が中心です。
漁具関係では、シカや牛の角を使ったイカ用の釣り針「イカ角」、天然ワカメを巻き取る「練り鎌」など。民具では麦の脱穀に使った「麦打ち振り子」、つまごなど先人の生活の知恵を伺えるものがたくさん展示されています。