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   広報ふだい  NO.458 平成12年7
月号

button1.gifファームポンド通水始まる 普代型農業の確立へ

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 向野場にあるファームポンド、
 容量は550トンです

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 県営農業地開発事業の一環で進めていた向野場地区のファームポンド(農業用配水槽)へ普代ダムからの通水試験(配管に水を通す試験)が6月8、9日の両日、現地で行われました。

 同事業は、これまで未整備だった黒崎、和歌山、向野場の3地区に水利施設の整備を柱に、大規模な農業団地の造成を目的に行われているものです。総事業費は95億5400万円で、昭和59年度に着手しました。このうち33億円を占めるダムは平成2年に着工し、平成9年10月に本体が完成。続いて黒崎、和野山、向野場への配管、ファームポンドの整備が行われてきました。

 黒崎、和野山地区のファームポンドは平成10年7月にすでに稼動しており、その容量は3220トンです。向野場ファームポンドは平成11年6月に完成し、配管工事は平成12年5月に完了、容量は550トンです。今後は農業団地へのスプリンクラーの設置などを進めていく計画です。

 県営農地開発事業は、漁業との格差是正はもとより、今まで極めて生産性の低かった村の農業に新しい光を投げ掛け、普代型農業を確立していくための方向性を示していると言えるでしょう。